痛みの少ない避妊手術
腹腔鏡を使った避妊手術は、一般的な開腹による避妊手術よりも少ない痛みで行うことができます。腹腔鏡手術とは、2〜3箇所に1cmほどの小さな切り傷を入れ、１つはカメラを、もう２つには器具を入れてモニターを見ながら行っていく手術です。
避妊手術の痛みは、卵巣を摘出する時に卵巣堤索という靭帯を引っ張ることによる刺激だと考えられています。腹腔鏡における避妊手術は、お腹の中で行うため卵巣を強く引っ張ることがなく痛みを抑えることができます。
手術の様子
腹腔鏡手術のメリット
◎痛みの軽減
◎術後の回復が早い
◎最短で当日の退院
実際の術創 2ポート（術創の数は、犬種・猫種・どんな手術なのかによって決まります。）
実際の術創 3ポート（術創の数は、犬種・猫種・どんな手術なのかによって決まります。）
避妊手術は受けさせてあげたいけれど、病気ではないのに大きくお腹を切るのはかわいそう・・・出来るだけ痛みの少ない手術を受けさせてあげたい・・・1日、2日離れて入院させるのは心配・・・と考えられる方も多いかと思います。そんな悩みを少しでも減らすことのできる手術の方法があります。是非、選択肢のひとつに考えてみてください。
わからないこと、不安なことがありましたらお気軽にご相談ください。
執筆担当：獣医師 小針
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